都心にオフィスを持つべきか - オフィス需要の変化

最近の出来事

都心のオフィス需要は変化している。

借りるにしても立地とか利便性を考えないといけないな!

 アメリカのシェアオフィス大手のwework(ウィーワーク)が経営破綻した。新型コロナウィルスの感染拡大期を経て人々の出社勤務が減り、オフィスの需要が低迷、本業のシェアオフィスの解約が相次ぎ経営破綻となった。

 就職活動のグループディスカッションでも、在宅が増えたのでオフィスをどのように集約していくかなどがテーマに出されることがある。きっとどの会社も家賃の負担を何とか減らして経営の効率化を計りたいと考えているのだろう。

 都心にはどんどんオフィスが建っているのを感じる。先日、家の車を車検に出した。別に車を使うことは少ないので、代車などは用意してもらわなかった。受け取りには、電車で行った。場所は、東京のウォーターフロント有明という場所である。りんかい線の国際展示場から内陸の方に向かうと有明まで近いのでそのルートを利用した。

 前は何もなかった場所に立派な商業施設が建っていた。「有明ガーデン」である。2020年に開業した施設である。

 約200点のショップ、スパ、シアター、ホテルがある。こんなにいろいろあるけど人はどこから来るのだろうと考えたら、ちゃんと近くに人が居住する大きなマンションが存在する。この地域は、他の場所に移動しにくいのでみなさんこの有明ガーデンの店舗を利用するようになっているのである。

 この施設内にオフィスがあるかは判別がつかなかったが、マンション同様、近くにオフィススペースもあるだろうと感じた。りんかい線は、品川、渋谷、新宿、池袋へアクセスが可能だ。ここにオフィスを構えれば、従業員は喜ぶに違いない。開発した住友不動産もそこは逃さないだろう。オフィスはきっとフルで利用されているだろうなと感じた。

 一方、最近話題になっているのは、「カレッタ汐留」のゴーストタウン化である。詳細な分析の方は、「文春オンライン」のこの記事を見てもらいたい。

 オフィス街の先に様々な商業施設があり、オープン時は、レストラン、物販施設などに人が列をなしたらしい。

 しかし、最近では閉店する店舗が多く、その後も出店がない状態が続き、いわゆる地方都市にありがちな「シャッター街」のような状態になっているらしい。

 カレッタ汐留の周りには大きなオフィスがあるが、そこの人達もカレッタで食事をするよりも、新橋駅界隈の飲み屋を利用するだろう。だって安いし、帰りは電車に乗りやすいからだ。

 お昼ご飯はどうするか分からないが、勤めている人達にとって使いやすい施設とは言えない部分がある。

 じゃあ、一般の人達はどうかというとこれも厳しい。私も名前は知っているが、わざわざそこに行こうとは思わない。実際に行ったことはない。近くを車で通ることはあるが、この辺りは、道幅が大きく、徒歩で歩くのは面倒な感じである。

 「有明ガーデン」の近くと、「カレッタ汐留」の近く、どちらにオフィスを持ちますかと言ったら迷わず‘有明’を選ぶのではないだろうか。

 最近、起業した人に会うと、特定のオフィスは借りずシェアオフィスに住所を持ち、電話番号設け、転送して全く違う場所で働いているという人もいる。

 在宅が増え、都心に大きなオフィスを持つ意味が問われているのかもしれない。それでも商業施設はどんどん建っていく。勢いだけで計画性のない街作りをすると‘空振り’の商業施設になりかねない。

 人は便利な方へ移動していく。オフィスを持たない大企業とかが今後出てくるかも知れないなと思った。

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