数的センスを問う質問 - 今では少なくなった

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SPIで確認する数的センス。

最近、面接でも数的センスを問う質問が増えてきているそうだ!

 就職活動では面接が必ず行われる。面接は就職活動の一番の難関であるといっても過言ではない。

 新型コロナウィルスで、面接することが少なくなった時期は確かにあったとは思うが、実際に採用する際には直接会い、マスクをとって面接していた。

 最近の面接は、ほぼその人の人間性を確かめる質問だけである。

 例を挙げる。

大学では何をしましたか

なぜその大学を選びましたか

我が社とその事業内容について、どのようなことを知っていますか

あなたのリーダーシップを示す体験を教えてください

今までに失敗したことがありますか

今までに一番充実した体験はなんですか

あなたが人より率先してやっていることは何ですか

 学歴やその会社のこと、体験、経験など幅広く聞いているようだが、実はすべてあなたの人間性について質問されていると思って間違いない。

 この手の質問に答えるときは、ネガティブな表現を避け、前向きな姿勢が伝わるように話をすることを心がけたい。

 大学にはたとえ滑り止めで入学したとしても、歴史であるとか、創立者のキャラクターとか、その大学をしっかり‘推し’て回答したい。

 もともと子どもの頃からの夢があって、それを実現させるために入学した、それくらいの勢いのある言い方ができれば最高である。

 付け焼き刃ではなく、しっかりと回答をするためには、しっかりと自己分析することが必要である。自己分析がしっかりできれば、その浮かび上がった人間性を絡めて回答ができる。よほど酷くなければ、面接で好印象を持たれることは間違いないだろう。

 なぜ、面接で人間性に関する質問がメインになったかというと、選考過程にSPIなどの適性検査、グループディスカッションなどの対人・コミュニケーション検査が別立てで存在するからだと思う。

 現在、数的処理、文章能力、判断力などは、SPIなどの適性検査でチェックしているからだ。

 昔は、面接が中心だったから、面接の質問の中で数的センスを問う場合があった。

 昔の質問なのでもう質問されていないと思っていた。しかし、一部の業界や外資系企業で聞かれているとのことだったので、少し話したいと思う。

 具体例を挙げる。頭の体操だと思って気軽に挑戦してもらいたい。

質問①

1~10までを足した合計はいくつですか。

質問②

7は、63の何パーセントにあたりますか。

質問③

100÷7はいくつですか。

 いずれも算数レベルの問題である。紙とペンと時間があれば誰でも解くことができると思う。しかし、面接の場で頭の中で回答しなければならない。答えるまでの時間は、10秒くらいだろう。

 ポイントは、「紙とペンと時間があれば誰でも解ける」という部分、何に注目し、どのように捌くかという数的なセンスが必要な問題なのである。

 回答のポイントを述べていく。

質問①回答

 1~10を足すと55である。1から順に足すのは誰でもできる。考え方を示す。

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10

10・9・8・7・6・5・4・3・2・1

と並べる。上下を足すと「11」である。それが10個で110。その半分だから55となる。

1・2・3・4・5

10・9・8・7・6

 「11」が5個ある。だから55である。これも正解である。

 1~100までを足してくださいと言われるとすぐに気づくのだが、1~10というと真正面に足していってしまう人が多いそうだ。

質問②回答

 7×9=63(しちく、ろくじゅうさん)という九九がすぐに頭に浮かぶだろう。

 7の9倍が63ということだ。

 9打数1安打の打者は、「何割何分何厘」と聞かれているのと同様である。9打数3安打が0.333、9打数5安打が0.555である。この打者は、0.111である。答えは、11.1%ということになる。

 ちょっと野球経験者に有利なような気もするが、確率の計算とかを考えながら生活している人は必ず出会ったことがある簡単な計算である。それがすぐ浮かぶのが数的センスともいえる。

質問③回答

 100÷7=14あまり2である。紙とペンと時間があれば誰でもできる。考え方を示す。

 7×7=49という九九がある。100の中に49は2個入る。7は14個100の中に存在する。

 50-49=1、これも2個存在する。

 答えは、14あまり2である。

 数的なセンスを問う面接質問は、平成になってからは無くなったと思っていた。少なくともSPIなどが各企業に導入された後はされていないと完全に思い込んでいた。

 SPIなどよりも面接の方が緊張感する。頭の中での処理ということで本当の数的センスや地頭の良さが分かる質問だと思う。

 金融機関や一部の外資系企業でこのような数的センスを問う面接質問が復活してきているようだ。いきなりメジャーな質問群になるとは思えないが、日頃から頭を使って数的センスを磨いておくに越したことはないだろう。

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