採用面接で聞いてはいけないこと - 人事採用担当のマナー

ai generated, coffee, caffeine-8521547.jpg 面接

就活生に聞いてはいけない質問がある。

もちろん雑談の中で聞くこともNGだ!

 採用面接で就活生に聞いてはいけないことがあります。

 人事の担当になった時に上役に結構しっかりと教えられました。私の所属していた会社は、結構大きな企業だったので様々に蓄積されたノウハウがあったのかもしれません。今は、不用意な質問を就活生にするとSNSなどで拡散されたりする可能性もあります。企業の人事採用担当はものすごく気を付けているかと思います。

 面接で変な質問をされたら、やはり少し違和感を覚えると思います。本日は、採用面接で聞いてはいけない事項を紹介します。

1 本籍地

 本籍地については、聞かないこととなっている企業がほとんどだと思います。これは採用人事の担当でなくても常識的に聞いてはダメな事項であると記憶していておいてください。

 その昔、就職をする際に本籍地を遡って調査し、出生などを調べ、差別することがあったとされています。「部落地名総監事件」などでは、その部落地名総監という本を購入した企業に非難が集まったという過去があるからです。

2 住んでいる場所等に関する質問

 これも本籍地を聞くのと同様の理由です。

 住んでいる場所に関しては、どのような住環境かで価値観等が垣間見えるようなこともあると思います。しかし、その人の能力への質問ではなく、誤解を招くおそれがあるとしてNGとするところが多いようです。

3 家族に関する質問

 父親の職業、家業へ関する質問や、家族の資産状況、家族構成などは聞かないこととなっています。昭和の時代は、家族への質問が比較的多かったようです。しかし、その人の能力と家族は関係が希薄です。また、その人の能力とは関係のない家柄、家族の資産状況などを選考の考慮事項としているとの誤解を受けるからだと思います。

4 宗教に関する質問

 宗教に関する質問はNGです。その人の信教の自由を害することになる可能性があるからです。その人の能力とは関係のない質問です。

5 支持政党、政治に関する質問

 政治に関する質問は、対立を生みやすく、また誤解を生じさせやすい面があります。その人の能力とは関係のない質問です。

6 尊敬する人物を聞く質問

 昔はよくされていた質問のようですが、いま聞くと就活生を混乱させる可能性があるとして、質問しない運用になっています。

 実際にエントリーシートで、尊敬する人物に関する質問した会社があります。就活生は、質問の意図が分からず困ったようです。誰か正解の人がいるのでないか、思想的な偏りが出ないかなど深読みが始まったことがあります。

7 男女雇用機会均等法に抵触する質問

 就職に関しては性別に関係なく均等な機会を与えることが男女雇用機会均等法5条に定められています。

 女性に対して、結婚、出産の予定を聞くことはこれに反する質問となります。

 企業の人事採用担当が聞いてはいけない質問には、ある程度類型がありそうですね。

・プライバシーや個人の自己決定権に影響を及ぼす

・その人の能力と関係がない、職務の内容とも関係がない

・就活生を混乱させる

・法に違反する

などでしょうか。

 このような質問を受けた場合、とても困りますね。

 「このような質問は、プライバシーの侵害です!」と怒ってしまっては内定ももらえません。少し時代錯誤な部分のある企業、あるいは採用人事担当だなと幻滅しつつも、丁寧に答えてください。自分がその企業に入ったらそのような質問をしないような企業にするんだという前向きな気持ちを持って臨んでください。

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