子どもを守るために親が出来ること - 幼稚園・小学校のお手伝いができる制度を

children, fall, artistic-8319705.jpg 会社・社会人一般

子育てには協力が必要。

気軽に手伝える制度があってもいいじゃないかな!

 私は都内でも比較的みどりの多い地域に住んでいる。区全体が商業地というよりも住宅地といったほうが良い地域である。大きな公園も多い。イチョウの並木のあたりはもう銀杏が落ちて匂ってきている。

 近年、夏は暑すぎるのであろう、幼稚園の子どもたちは涼しくなった最近になって公園に遊びに来るようになった。公園の中の通りを渡るのでも、引率の先生が気をつけるように園児に注意する。「はーい、自転車が後ろから来ますよー!」と。

 自転車に乗っている私としては園児に気づかないはずがない。少し大げさだなと思ったがこれが一つの教育なのである。園児1人1人がちゃんと周りを確認できるようにすることが大切なのである。

 危険を察知し、回避できることが無事に大人になるため必要なのだ。

 息子は小学校低学年の時、変なおじさんに声を掛けられたらどう身を守るかという警察官の問いに対し、「その人を見て、怪しいと思ったら、走って逃げます。洞察力とダッシュ力が僕を守ります。」と答えた。これは、私がしょっちゅう息子に言っている言葉だ。そのままのセリフで答えた。

 「いかない・のらない・おおごえをだす・すぐにげる・しらせる」、いわゆる「い・か・の・お・す・し」に関する警視庁の出前授業でのことだ。講師役の警察官は、褒めてくれたそうだ。

 息子はしっかり身を守る方法を知っていた。教育は成功したのだ。

 夫婦2人で大人2人、1人の息子でも、ちゃんと子どもにいろいろ教えるとなると人数が足りないと感じることがある。子どもが3人、4人いる家庭の子育ては当然大変である。常に人手不足なのだろう。

 保育の現場はもっと大変だろう。まだ、家庭での教育も途中なのに、多くの子どもたちが幼稚園等にあつまる。保育士さんの数も、なかなか十分な数がそろえられないだろう。

 保育の現場が手を抜いているわけではないが、悲しい事故のニュースが後を絶たない。

 毎年のように起こる通園バスでの置き去り事故、今年に入ってからも、ロープ絡まり事故(埼玉)すりおろしりんごによる窒息死亡事故(鹿児島)などがある。

 このような事故で亡くなる子どもは、自分で周りを確認したり、注意したりする事ができるようになる前である。

 幼稚園も親も協力して育てている過程の事故である。本当にいたたまれない。ご両親は、子どもが園に行っている間、しっかり働いているのである。

 政府は、出生率を良くするために様々な施策を打っているが、基本的には金銭面の補助が中心である。金銭の給付、医療費等の無料化などである。子育て支援と言いつつ、子育ての実情に合わせた有益な施策は存在していないように感じる。

 子どもを幼稚園に預けつつも、手伝いに行けたり、見守れたりというような育児支援の制度を企業内にも作れないかなと思うことがある。

 企業によっては、企業内幼稚園のようなものがあるようなところもある。それは経費を掛けすぎだし、よほど生産性が良く、収益を上げている一部の優良企業しか実現できない。

 育児休職後も、幼稚園の手伝い、小学校の通学路の見守りなど、子どもを面倒見ている人達の応援等をしやすい制度があればいいのではないかと思う。

 政府か旗振り役になって、有給で子育て応援の制度をなど設けるようにしてくれないだろうか。

 若い夫婦で子どもを持たないと決めている人達がいる。もともと、持たないつもりだったのだろうか。おそらく。子育てをする苦労や国の子育て施策への絶望などがあるのかも知れない。出生率を良くするためには、足らない部分があるのだと思う。

 幼稚園・小学校に預けても、子どもは一人前になったわけでもないし、身を守る教育が完了したわけでもない。自分の子どもの‘補助輪’になりつつ、面倒を見ている人達を応援し、一緒に育てるような使いやすい制度の誕生を望む。

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