大学の成績が悪かった人の評価 - 日本では学業成績をあまり確認しない

skyscraper, architecture, building-8373617.jpg 履歴書

大学の成績が良いに越したことはない。

でも、そんなに気にしない方が良い!

 就職活動で特定の会社の選考に申し込むことを‘エントリー’という。

 エントリーの際には、通常エントリーシート(ES)、履歴書などを送るのが一般的である。

 選考の進み方によって、会社によって、大学の成績証明書、卒業見込み証明書などを持参するよう言われたりすることがある。

 成績証明書は、年度末に新規に作成される場合が多く、エントリー時には大学3年終了時の成績が記載される。

 成績証明書に関しては、提出する会社としない会社があると思う。

 日本の企業に関しては、学歴を重視する傾向がある。このブログでも以前話したとおりだ。一方、その大学でどのような成績を修めたかについてはあまり重視していないようである。

 私が人事採用担当をしていた会社では、成績証明書はリクルーターに提出させ、選考に残った者のみを会社側が見るという形であった。

 選考に関しては人物重視で行うことから、成績が悪い人間も選考に残っていた。

 しかし、あまりよくないと当然ツッコみを入れる場合がある。

 成績が悪い人間はどのように立ち回ればいいか。成績に関しては、A、B、C評価が一般的で、Aの一番評価が高い。自分の成績を見て何かよい成績を残している科目に共通項があるのなら、「そのような分野」に興味を持っていたと伝えるのが良いと思う。また、成績がよくなくても、この授業のどのような部分が良かったかなどをしっかり語れるようにしておくことが大切である。

 人事採用担当は、偏った学生を嫌う。学業に全く興味がない人間を雇うリスクも知っているので、学業にどのようなスタンスで臨んでいたかをツッコむからだ。

 成績はあまり良くなくても、自分が興味を持った授業をしっかり受けて、その良さがしっかり伝えられるだけでも、人事採用担当としては安心するからだ。

 一方、外資系の企業は大学での成績をとても気にする。理由は単純である。例えばアメリカの企業であれば、本国の基準に成績の善し悪しで足切りの基準が設けられていたりするからだ。

 トップの企業では、GPA(Grade Point Average)では、3.5を足切りの基準としているようなところも存在する。3.4以下は申し込まないでください、とハッキリ断られてしまう場合がある。

 日本法人を作り、日本の学生を雇う基準を設けたりすることもあるだろうが、本国の基準を全く排除することはない。外資の企業を受けるならしっかりとした成績を残さなければ厳しいだろう。

 成績証明書を要求する理由のもう一つは結構重大である。学歴詐称を防止するためである。一部平気で嘘の学歴を書いてくる人間がいるからだ。先ほど言ったように、成績証明書などを全く提出させないで選考を進める会社があるからだ。内定後、卒業証明書の提出などを求められたらどうするのだろうか。「忙しくて大学に取りに行けないんですよ」とごまかし続けるのだろうか。その辺は全く分からない。

 結構多いのが、夜間部(イブニングコース)や通信教育部をごまかして履歴書を提出する場合がある。例えば、早稲田の第二文学部を文学部と記載するような場合、慶応大学通信教育課程経済学部を単に経済学部と記載するような場合である。

 これも後からバレると、虚偽の記載による入社となり解雇事由になる場合が多い。

 で実は、ハッキリいうと、夜間部、通信教育課程だからといってそれで選考に落ちることはない。だから、学歴に関しては正直に記載するべきである。

 夜間部しか受からなかったけど、時間があるのでこのような所で働いていた、このような活動をしていたなど、その人なりの違うストーリーが出せるからである。

 通信教育過程なんてもっと大変、提出しなければ成績すらつかない。学校に行って、出欠リーダーをピッとやっている学生より信用できる部分もある。実は対人恐怖症だったとか、何か克服して就職活動をしているのだ。そのストーリーで正々堂々勝負すれば良いと思う。

 学歴詐称ほど馬鹿馬鹿しいものはない。成績に関しても、あまり気にしない方が良いと思う。

 自分はこのような人間で、このような強みがある、会社や社会にこのように貢献したい、その辺をもっと鍛えて人事採用担当に伝えられるようにしたい。

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