プライベート・ブランド使っていますか - 小売業界の台風の目

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プライベート・ブランド、割安感がある。

西友には2つのPBがある、それってどうなの?

 11月15日の日本経済新聞朝刊1面の記事である。「小売り、PB比率最高-食品、節約志向映す」という記事が掲載されていた。

 PBとは、「プライベート・ブランド」の略で、小売・卸売業が企画・開発し、自社で販売する独自ブランドの商品のことである。反対にメーカーが作る商品を「ナショナル・ブランド」というらしい。

 小売業の配達網で輸送し、宣伝費を掛けないことで、コストを抑え低価格を実現している。PBはメーカー品より1割から3割ほど安く提供できるとのことである。POSシステム(販売時点情報管理)のデータによると食品のPB割合は10月に16.8%になったとのことである。

 円安による食品価格の高騰などの影響でPBの存在感はこれからも増すであろう。

 とまあここまでが記事の主な内容である。

 ここから少し話を起こしていきたい。私は、このようなPBがある、あるいはPBが充実しているということが今後とても重要になってくると考える。

 夫婦で様々なスーパーを使う。奥さんは、スーパー大手の「オオゼキ」「ライフ」をよく使う。私は、地元系のスーパー「アキダイ」「みらべる」、そして沿線に多い「西友」を使う。

 価格が安いのは、地元系のスーパーだった。仕入れ先と個別に交渉、大手では扱えない少し規格外のものなどを安い値段で仕入れたりするのだろう。

 品質が良いのは大手スーパーである。取引量が多いので、仕入れ先もしっかりとした品質のモノを供給して良好な関係を続けていきたいのだろう。

 夫婦間でも奥さんは品質重視、私はできれば安いモノをという方向で食品を買う店をチョイスしている。

 最近、夫婦間で存在を増しているのが「西友」である。西友には、「みなさまのお墨付き」というPBブランドがある。

 商品開発し、消費者テストを行い、80%以上の支持がなければ作り直し、または撤退するという方法で商品化しているPBである。その後も定期的に消費者テストを行い、品質維持しているということである。

 西友のこのPBは、しょうゆ・酒・みりんなどの調味料から冷凍食品、ポテトチップスまで食品を中心に幅広くそろえられている。

 さらに西友は、日用品を中心とした「きほんのき」というPBがある。

 シンプルな赤を基調としたデザインで、そのカテゴリーにおいて最安値級の価格で提供することを目標としている。

 西友は意識的かどうか分からないが、2つのPBを用意して闘わせているようなイメージである。「みなさまのお墨付き」「きほんのき」は、食品から日用品まであり一部競合するような場面が存在するのだ。いや、本当に競合している商品はないのかもしれないが、1つのスーパーでPBが争っているようなイメージを受けるのだ。

 少し例えは古いが、AKB48と乃木坂46のような関係であろうか。同じ人がプロデュースしているけど一種のライバル関係のような緊張感があるのである。

 西友に行くとこれらPBが存在するので割安感が感じられるし、2つのPBがあたかもライバルのように存在することで活気が感じられるのだ。

 私たち夫婦は完全にPBの充実度で行動を変化させてきている。これからのスーパーなどの小売業はこのPB戦略で大きく変わっていくのではないかと感じる。

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