フィードバックとレビューで自分を磨くインターンシップ

sky, clouds, wind-8364669.jpg 就活全般

就活生の成長のためのインターン。

自分の企業の良さもしっかり伝えている素晴らしい事例!

 25年卒業見込みの大学3年の就活生に会った。

 とても気になる企業に出会ったそうだ。インターンシップに参加してその企業のスタンスというかやり方がとてもスマートに感じたそうだ。

 今日は彼がどのようなインターンを受けてきたかをお話ししたい。

 インターンは1dayインターンで、開始は10時、終了は16時までの予定だったそうだ。

 午前中は、会社概要と、どのような社員を求めているかが説明され、その後、先輩社員との座談会、昼食はビュッフェスタイルの社員食堂で食べたそうだ。午後は、グループディスカッション(GD)ではあるけれども、何か時間内に問題解決をするというスタイルでなく、業界内で起こった事件や事案などについて就活生同士で話し合うという比較的ユルい内容だったそうだ。

 その企業の新卒採用で望む人材のところではっきりと言われたのが、「成長できる人間」ということだった。成長しすぎてこの会社の外に出て行っても構わない、でもこの会社にいる間はその成長を会社のために使って欲しい、ということを言われたそうである。早期退職者が問題となっている中でなかなか思い切ったコンセプトであると思う。

 さらに先輩社員とは、すでに退社された方も混じっていて、今はその会社を相手に仕事をする会社を立ち上げたそうだ。この会社で、何が学べ、どのように成長できるかを話すために呼ばれたそうだ。確かに先輩社員ではあるが、“先輩社員だった人”まで参加してインターンを盛り上げているということにとても感動したそうだ。

 GDの最後には、就活生は他の就活生に‘レビュー’を書くそうだ。レビューとは、分かりやすくいうと「その人の印象や話し方の感想」といった部分であろうか。GDの最初には「最後にちょっとした作業を行ってもらいます」とは言われていたけれども、まさか就活生それぞれにレビューを書けと言われるとは思わなかったそうである。

 レビューは手書きで他の4人へ向けて書き、それを4分割して配る形式だった。

 どのような発言をしたかなどしっかりメモを取りながら、GDをしていたので特に問題はなかったそうだ。

 そして、その会社の人事採用担当者から詳細な‘フィードバック’がいただけるそうだ。フィードバックとは、先ほどのレビューの他、あなたのこのような部分は伸ばした方がいい、このような部分は直した方がいい、というような改善策が示されたモノだと考えればよいであろう。

 インターンが終了すると他の就活生4人分のレビュー、人事採用担当のフィードバックが2人分手元に残るそうである。

 インターンの最後に人事採用担当の方の締めの言葉が大変印象に残ったそうである。

 「今、手元に他の就活生からのレビュー、手前どもからのフィードバックがあると思います。これはあなたに対する意見だと思ってください。皆さんは、就職活動を通じてもっと成長できるはずです。これらレビュー、フィードバックのアンサーを本選考で見られることを期待しております。是非、私たちと一緒に成長しましょう。本日はお疲れ様でした。」

とまあ、こんな感じの言葉だったようである。

 「成長できる人間」を求め、インターンは成長のためにやっている。一緒に成長したい人は是非入社してください。そのようなメッセージがガッツリと伝わったそうである。

 レビューを送り合った就活生同士も、インターン終了後しっかり連絡を取り合っているそうだ。その全員が本選考にエントリーすると言っているそうだ。

 インターンシップに関しては、各企業でどの程度採用活動をやっていけばいいか悩んでいるところであると思う。しかし、この企業に関しては、就活生の成長のためにやっているということなのであろう。就活生本位のインターンでありながら自分たちの企業理念などをしっかり伝え、本採用にもプラスに作用している。素晴らしい事例であると思うし、このようなインターンが流行るかもしれないと感じた。

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