グループディスカッションのテーマの作り方 - とある大手不動産会社の場合①

storm clouds, sky, rain-8281458.jpg 就活全般

グループディスカッションのテーマ(題材)の作り方を教えて貰った。

GDで見られている’とある部分’についてもお話しするよ!

 先日お目にかかったとある大手不動産会社の人事採用担当の方から、グループディスカッション(GD)についていろいろと聞くことができたので今日はお話したいと思う。

 GDのテーマについてどのように作っているかを尋ねた。

 GDについては、かなりの企業が選考に取り入れているし、あの会社ではこのようなテーマが出題されたなど、話にのぼることも多くなっている。おそらくそのような問題が蓄積されていて、そのような問題の中から選ばれるのかなくらいに思っていた。すでに問題集のようなものがあり、その中から出題されるのだと思っていた。

 実は題材は、新聞記事をいろいろと組み合わせたり、抽象化して作っているらしい。

 その会社には総務系に秘書室があり、役員に対して、毎朝新聞記事のダイジェスト、いわゆる‘切り抜き’を作成する。重要な政治問題、業界の話題、その会社が取り上げられている記事などが毎日ピックアップされる。秘書室には、そのような新聞のストックがあるそうだ。

 その中から、業界の話題を数ヶ月分読み込み、なるべく多くの記事に結びつくような問題を作成するそうである。

 伺った企業は不動産会社なので、オフィスの移転、オフィスのフリーアドレス化、在宅勤務の環境整備、オフィスや支店の集約によるコスト削減などいろいろな記事を元に、それを抽象化してGDのテーマを作成するそうだ。だから、GDに関しては全くのオリジナルで作られているという。

 なぜ新聞を題材にするのかについても尋ねた。

 実はこれも明確な理由があった。

 その大手不動産会社については、高卒、専門卒から大学院卒までかなり広い学歴の人間を採用している。また、文系学生もいれば理系学生もいる。大学院まで系統立てた学問をしている学生と高卒の学生が一緒にGDに同席すると、基礎知識の差で議論することさえできなくなるような話題・テーマもあり得る。しかし、新聞の内容をベースとすれば、多少の知識の差があっても議論はしやすい。また、不動産業界に本当に興味を持っていれば自然と新聞等で知識を付けてくるはずである。本当にこの業界、この会社を志望しているのか、その本気度も判定することが可能だからです、とのことである。

 なかなかここまでしっかりした理由を言ってくれるとは思わなかった。GDで業界や会社志望の本気度がチェックされているということも初耳だった。おそらく総合的に見ているので当然志望の本気度はある程度は見るだろうと思っていたが、実はメインで見ているとのことだった。

 この業界や会社志望の本気度が高い学生は、様々な事案に気づき、必ず個別の記事に結びつくようなことをみんなの前で発言する。そのような学生が複数人いると本当にGDは盛り上がるし、そのような学生は本当に‘浮かんでくる’そうなのだ。

 面接だけだと取り繕うことが可能で、正直セリフをしっかりまとめ覚えておけば実は大差は付かない。人事採用担当でもなるべく差を付けるようにはしているが、誤差のような差しか付けられないそうだ。しかし、GDの場において‘浮かんでくる’学生に関しては本当に採用したくなるくらい差がしっかり付くそうだ。

 GDに関しては大体6人前後のグループで行っている。盛り上がる所は、全員次の選考へ進むこともある。逆に全員落ちるグループもあるそうだ。

 GDに関しては、単に知っていることを話すのではなく、どのような問題があるかという問題発見能力とその問題を解決する能力が総合的に問われている。その業界や会社に興味がなければしっかりとした発言はできないようになっているそうだ。

 もし、就活生であるあなたがGDで選考から外れるということを繰り返しているならば、その業界や会社についてしっかりと研究し、新聞などにも目を通すということを再度やらなければならないだろう。付け焼き刃ではクリア出来なそうという感じがした。

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