「他社はどちらを受けていますか」 - 業界の絞り込みの仕方

building, window, window cleaner-8373618.jpg 面接

業種の絞り込みは大切。

でもいきなり絞り込みすぎると、後から拡げるのは大変!

 面接で質問されたときどのように答えればいいか迷うような質問がある。

 よくされるのは、

 「他社はどちらを受けていますか?」

というものだろう。

 人事採用担当が就活生に質問する時は、必ず意図がある。その意図は、1つであることもあるが複数にわたるような場合もある。

 この質問の意図は、なんであろうか。

 エントリーまもなくの時期であれば、この就活生は本当にこの業界を志望しているのだろうか、ということではないだろうか。会社の大きさとかではなく、自分のやりたいことがあり、その業種がまさにここであるという人間を会社は雇いたいのである。

a「大手を中心に50社ほどエントリーしています」

b「○○業界を中心に50社ほどエントリーしています」

 どちらの回答が優れているかは明確である。bの方が質問の意図に合っている。業界志望度、業界適性を確認する質問だと考えればいいだろう。

 でも、実際には、志望する業界は1つではなく複数持っているのが普通である。中には、回答aのように完全に大手志向で大手を中心に受けている人もいるかも知れない。でも、ここでの回答は、○○業界とその受けている会社の業界をしっかりと答えることが重要なのである。

 同じ質問が、選考の終盤段階で聞かれた場合はどうだろう。その場合は、おそらくあなたに内定を出そうと思っているが、内定を出したとしてウチの会社に来てくれるかを確認しようとしているのだろうと予想がつく。この手の質問は、入社可能性の確認が意図である。

 その場合、素直に選考が進んでいる同業他社の名を挙げる方がいいと思う。

 ここでもしその業界の最大手の会社の選考が進んでいた場合、追加の質問が来る場合がある。

 「××株式会社(最大手)とウチが受かったらどちらに来るの?」

 実は、これは人事採用担当が質問してはいけないと私は思っている。本当のことを言ったら内定がもらえないし、何を言っても白々しく感じるからである。

 で、ここで大切なのが業界研究である。まさにこの質問に備えるために業界研究をしているといっても過言ではない。

 最大手の会社であっても不得意分野が必ず存在する。また、2番手、3番手の会社しか手がけていない分野が存在する。そこをしっかりと強調し、その分野をやりたいから、この会社に来たいとハッキリ伝えるのである。

 これは、本当かどうかは別として、このような主張をすると確実に内定がもらえる。

 「○○業界でいち早く△△の分野に進出した御社に可能性を感じています。私もその分野に興味があることからこちらに来たいと考えております」

などと言えれば最高である。

 業界研究はこの時のために行っている。またその業界のニュースについては常に日本経済新聞などでチェックを欠かさないようにしたい。

 実は、私は「大手を中心に受けている」就活生だった。深い業界研究などははっきりいって全然手が回らなかった。しかし、新聞やニュースを見るのがとても好きだった。浪人時代、図書館で休憩中に様々な新聞を読むのが癖になっていたからだ。

 今の就活生も「業界研究をしろ」とか、「自己分析をして自分に合う業界を絞り込め」などと言われるが、徐々絞り込まれる部分もあると思う。

 また、しっかりと新聞を読んでいれば、あらゆる業界のこと、話題についていける。もちろん重要な面接前にはその業界のことをザッとでいいから調べておくべきだとは思うが、少しゆるめに業界を絞って置いてから、選考の進み具合を見つつ最終絞り込みを掛けるのがよいと思う。

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